混合から完母へ!どうやって移行するの?ミルクの足し方・量の見極め方
「完全母乳(完母)」の人や、「完全ミルク(完ミ)」の人にはわからない、「混合授乳(育児)」だからこその悩みが、
●「ミルクの足し方」
●「足すミルクの量」
●「ミルクの量の減らし方」
私自身が、本当に悩みながら、ミルクをあげていたので、その「迷い」が良くわかります。
「完母」を目指していたので、
●「ミルクを減らしていきたい」
という思いと、
●「赤ちゃんをお腹いっぱいにしてあげたい」
という思いが、いつもグルグルしていました。
もちろん「完母」を目指していなくても、「ミルクの足し方」や「足す量」って難しくて、本当に悩みますよね。
やっとの思いで「完母」にすることができた私ですが、
混合育児をしていて、同じような悩みを持つ人に、情報を共有できたらと思い、この記事を書いています。
この記事では、以下のことについて書いています!
●「ミルク」が足りているのかの判断
●「足すミルクの量」の見極め方
●「ミルクの量」の減らし方
体重増加の目安と赤ちゃんの様子を知っておく
まず、「足しているミルクの量」と「母乳の量」で、子どもは順調に成長しているのかを、知る必要があります。
いくつか目安になるものがないと、不安になってしまうので、次の2点を意識してくださいね。
①体重増加を記録
体重増加の目安は、日本と世界では大きく違います。そのことも含めて次に判断基準を書きます。
②おしっこ・うんち・体の様子をしっかりみる
おしっこやうんちの量はどうか。赤ちゃんがハツラツとしているかなどです。こちらも次に詳しく書きますね。
① 体重を記録する
「体重はちゃんと増えているのかなぁ?」
凄く心配になりますよね。
私の場合、体重を測る方法が、1か月検診や3か月検診しかありませんでした。
それでは、母乳やミルクが足りているか判断できる自信がなかったので、赤ちゃん用の体重計を買うことにしました。
その時から、順調に体重が増えているか、というのをしっかりと記録しました。
【ポイント】
・計測は毎日ではなくて1週間に1回。←重要
・計るタイミングは「うんちの後」など、ある程度きめておく。
・5g単位で測れるような「赤ちゃん用の体重計」で正確に記録。
体重については、日本でよく言われる目安は、完全ミルク育児のデータも含まれた平均なので、あまり、あてにはなりません。
WHOやユニセフのガイドライン【母乳だけで育つ赤ちゃんの体重増加の目安】
・生後6ヶ月までは、1日の体重増加が18~30g。1週間の体重増加は125g以上。
・生後5~6ヶ月で出生体重の2倍、1年で3倍。・生後6ヶ月までは1ヶ月で500g体重増加していれば母乳が足りている。
とされています。
この範囲内であるかを、しっかりと見極めます。
神経質にならず、1週間~10日間の頻度で測ることがポイント!
赤ちゃんも、飲みムラがあり、良く飲む日、よく体重が増える日、食欲がない日など、いろいろです。
一日単位で計るのは、おすすめしません。
体重計は、赤ちゃんが転がり落ちにくいものがおすすめです。
私が実際に使ったのはこれです。寝転がらせて使います。大きくなると立って使うこともできます。
私が実践して効果があった
【母乳の出を良くする方法】のリスト↓
② おしっこ・うんち・授乳・ミルクの量を記録
体重増加だけでなく「日々の赤ちゃんの様子」をよくみることが、一番大切です。
ノートに毎日、次のことを記録しました。
● 睡眠
● おしっこ
● うんち
● 授乳
● 足したミルクの量
● 赤ちゃんの様子
専用の「育児ノート」を私は産院でもらったのでそれを使いました。(同じノートはネットではうっていなかったので同じような仕様の物を載せておきます。)
特に、「おしっこ」の様子はしっかりと見てください。
おしっこは「母乳の量」の一番の見極めになります。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」による【おしっこの目安】
●十分な量を哺乳できている、母乳のみで育つ赤ちゃんは、通常24時間で6-8回以上の薄い色のおしっこをします。
●1日の尿の回数が6回より少なかったり、おしっこの色やにおいが濃い場合は、哺乳量が少ない可能性がある。
特に、おしっこの色と匂いは重要です。しかも、わかりやすいです。
赤ちゃんのおしっこは、色は薄くてほぼ無色に近く、匂いもほとんどしません。
記録することで、赤ちゃんのいろんな変化を見逃しにくくなります。
記録は普通のノートでも、もちろんOK!
育児日記専用ノートは各項目を最初から書いてくれているので便利です。
(育児日記は赤ちゃんのことが1年間記録して残せておけます。昨日と今日の違い、一週間前との変化など赤ちゃんの様子が目に見えて分かるのでとてもおすすめです。育児日記を付けなくなった今でも、宝物として、保管しています。ボロボロだったり、汚い字で書いていたりしますが、捨てられません。)
私が実践して効果があった
【母乳の出を良くする方法】のリスト↓
では、次は、ミルクの量を見極めていきましょう。
③ 足すミルクの量を見極める
体重が順調に増えていて、「おしっこの回数や量」「うんちの量や回数」も少なくなければ、ミルクの量は増やしません。
少しずつ減らしていきます。
反対に、体重増加やうんち・おしっこの量が少ない。赤ちゃんに元気がないようなら、助産師さんに相談する方が安心できます。
ここでは、減らし方を着ていきますね。
減らし方は少しずつゆっくりとが大事です。
減らし方
①一回の授乳の後に足すミルクの量を少し減らします。(10ml程度)
②それを1週間続けます。
③その間、赤ちゃんの「おしっこ」やそれ以外の様子をしっかり見ます。
④1週間後、体重を測定し、増加具合によって「ミルクを戻す」「現状維持」「ミルクを更に10ml減らす」のいずれかを考えます。
②の期間は1週間で判断せず、10日などでも良いと思います。
③の時に赤ちゃんの様子をしっかり見るのがポイントです。
④ ミルクの足し方(回数・タイミング)
私は、おおよそ2時間おきや1時間おきに授乳していたので、母乳だけの回と、母乳とミルクを足す回がありました。(ミルクは3時間空くように)
最初はこんな感じです。↓
9時 | 母乳 | ミルク+60ml |
10時 | ||
11時 | 母乳 | |
12時 | 母乳 | ミルク+60ml |
13時 | ||
14時 | 母乳 | |
15時 | 母乳 | ミルク+60ml |
16時 | ||
17時 | 母乳 | |
18時 | 母乳 | ミルク+80ml |
19時 |
順調にミルクを減らしていった途中経過はこんな感じでした。↓
9時 | 母乳 | |
10時 | ||
11時 | 母乳 | |
12時 | ||
13時 | 母乳 | ミルク+50ml |
14時 | ||
15時 | 母乳 | |
16時 | 母乳 | ミルク+50ml |
17時 | ||
18時 | 母乳 | |
19時 | 母乳 | ミルク+70ml |
ポイント
・「赤ちゃんが元気に体重も増えている」のなら、様子をみながら、一回のミルクの量(各回10mlずつ)を減らしていく。
・朝や夜中は、母乳の出が良いので、徐々に、ミルクを足さないようにしていく。
・最終的に、夕方や夜の一番母乳の出が悪い時間だけ、ミルクを足すように出来ると順調。
⑤ 母乳を増やすには…
私が、母乳を増やすのに、効果的だったのが、水分補給。
食べ物の影響よりも、水分補給の影響が大きかったです。
母乳を作るには水分が必要です。授乳中は一日2リットル!
育児で忙しく、頭は赤ちゃんのことばかりになりますが、「母乳」には「お母さんの身体づくり」が最も重要です。
こまめに水分補給をしてください。カフェインはダメなので、「水」か、ノンカフェインの「お茶」をたくさん、こまめに飲んで下さい。
せっかく飲むなら母乳の出を良くする「たんぽぽ茶」がおすすめです。
たんぽぽ茶を飲んだ実体験↓
まさに、「母乳のためにあるようなお茶」の「たんぽぽ茶」ですが、いろいろなメーカーから出ています。
⑥ 赤ちゃんの個性を尊重する
重要なのは赤ちゃんは個人差が大きいということを尊重することだと思います。
赤ちゃんにも、大人と同じように、小食の子や大食の子がいます。
そして、成長の仕方も千差万別です。
そうやって分かっていても、心配になったり、悩んだり、迷ったりしますよね。
だって大切な大切な「自分の赤ちゃん」のことだから・・・。
不安なら、「おっぱいマッサージ」や「母乳外来」で相談するのがベストです。
私も「おっぱいマッサージ」に何回か通いました。「ミルクの量」を一緒に考えてもらえて、心強かったです。
おすすめ記事おっぱいマッサージについてはこちら↓
人生で「赤ちゃんにおっぱいをあげる」なんていうことは、今しかできない、スペシャルな経験です。
母乳育児は「子どもとお母さんを結ぶ」幸せな時間をプレゼントしてくれていると思うんです。
母乳育児、楽しみましょ!
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