【農薬】あなたが食べる野菜を外国人は食べない?日本の実態!

2019年12月8日

【農薬】あなたが食べる野菜を外国人は食べない?日本の実態!

意外と知っているようで知らない農薬。

しかし、日本は・・・主要国の中で第3位の農薬使用量です。

農薬使用量3位なのに、農薬について考えたり、安全性を心配する人があまりに少なすぎるのが、日本です。

世界から大きく遅れている・・・。

農薬大国日本!それなのに農薬についてよく知らないなんて・・・。大丈夫なのか日本人!」

そこで、今回は「農薬」の【種類】と【日本の実態】について簡単にわかりやすく説明します。

農薬とは

農作物に悪さをする

・菌

・虫

・ねずみ

・その他の動植物又はウイルス

これらの、被害を防ぐために使われる薬剤や

農作物の生育を良くしたり、、おさえたりする薬剤

のことを農薬といいます。

 

種類は

めちゃめちゃ大きく分けると2種類です。

【特定農薬】と【登録農薬】

特定農薬

人体や環境に害がなく、害虫の被害を防ぐ効果のあるもの

「重曹」「食酢」「天敵」「エチレン」「次亜塩素酸水」の5種類

 

登録農薬

毒性や効果などの試験データを農林水産省に提出し、認められ登録された農薬

およそ4,500の商品が登録されており、有効成分に関しては500種類以上が登録されています。

 

では、もう少し詳しく分類してみます。

分類の仕方はいろいろありますが、

一番わかりやすいのが、【使いみち】ごとに分類したもの

まずは、表を・・・登録農薬を使いみちごとに分類したもの(農薬工業会HP参照)

これだけでは、わかりにくいですよね・・・。

わかりやすく言うと・・・

①殺虫剤

②殺菌剤

③殺虫殺菌剤

④除草剤

⑤殺そ剤

⑥植物成長調整剤

⑦その他

この7種類に分けられます。

①~⑦それぞれについて簡単に説明します。

①殺虫剤

農作物に悪さをする虫たちを様々な薬の成分でやっつける農薬

②殺菌剤

カビなどの植物病原菌を防ぐための農薬

③殺虫殺菌剤

①の殺虫成分と②の殺菌成分を混ぜて、害虫、病原菌を同時に防ぐための農薬

④除草剤

雑草類を枯らすための農薬

⑤殺そ剤

農作物に悪さをするねずみ類を駆除する農薬

⑥植物成長調整剤

農作物の発根・成長・開花をうながす、実を大きくする、種なし化、草丈を抑えて形を整えたり、倒れたりするのを軽減したりするための農薬

⑦その他

忌避剤鳥や獣が特定の臭い、味、色を嫌うことを利用した農薬
誘引剤虫が特定の臭いやフェロモンに引き寄せられる性質を利用して害虫を一定の場所に集める農薬
展着剤薬剤が害虫の体や作物の表面に付きやすくするための農薬

 

世界3位の日本の農薬使用量の実態

日本はものすごい農薬大国です。

このことは事実です。

クリックすると拡大します↓

耕地面積あたりの有効成分換算農薬使用量グラフ

引用)Faostat 注)農薬は農業用のみ(ゴルフ場などの農薬は除く)

これには、理由が色々考えられます。

日本の気候

高温多湿な気候のため、雑草や、害虫、菌などの害が多い。

栽培方法や栽培作物の違い

狭い土地でたくさんの種類の作物を育てている。

栽培するのに害をうけやすい作物を栽培している。

日本人の物を買う時の選び方(気質)

傷や虫食いで穴がちょっとでもあったら買わない。

つやつやしていて、形がシュッと整っている。

そんな商品を選ぶ。

 

他にも理由はあるとは思いますが、こういったことが、日本の農薬使用量の多さに関係していると考えられます。

理由はともあれ、日本の農業では、たくさんの農薬を使っていることは間違いありません。

【農薬大国日本】の現状は負のスパイラル

もちろん、【登録農薬】は毒物です。だから、農林水産省に登録しなければいけないんですね。毒物ですから・・・。もちろん使用量や農薬の種類によってその毒性の強さも、影響も違います。

毒物なのだから、使わないにこしたことはない。使用量が少ないにこしたことはない。

そりゃそうなんです。

では、日本はなるべく農薬を使わないように、取り組んでいるのでしょうか。

「取り組んでいるように見せかけて・・・。ぜ~んぜん取り組んでいません。」

というのは、実は日本は2000年の農薬使用量より現在の方が使用量は減っています。

「あれ?日本、取り組んでるじゃない!と思ったら甘~い!」

農薬の効き目が強く、植物に浸透し、長い間効き目を持続させる農薬をつかっているから、使用量が減っているというわけなんです。

「あれ?農薬を使用する量や回数が減るから素敵と思ったら甘~い!」

効果が持続する農薬、効き目が強い農薬といことは・・・・

そうです。植物に浸透するので、洗っても農薬は取れません。残留性が強いのです。人体や他の生物への影響が心配されるのです。

農林水産省はこのように言っています。

農薬の安全性は、登録制度によって審査され、安全が確保されるよう、作物への残留や水産動植物への影響に関する基準が設定され、この基準を超えないよう使用方法が定められます。

ここで、問題なのがその基準です。

まず、知っておくべきことは、日本はその基準レベルが世界に比べても低く、

農薬の使用をどんどん進めているということです。

 

例えば、①の殺虫剤にあたる【ネオニコチノイド系農薬】や【フィプロニル】

さきほどの【効き目が強く、植物に浸透し、長い間効き目を持続させる農薬】の代表で、日本ではよく使われています。

しかし、この【ネオニコチノイド系農薬】や【フィプロニル】という農薬、実は、

毒性が各国で認められてきている農薬なのです。なので・・・

EU諸国・・・全面禁止

アメリカ・・・基本的に使用禁止

台湾・ブラジル・・・一部の作物へ禁止

なのに・・・

日本・・・緩和(使用拡大にまっしぐら)

 

では、なぜ、日本は、農薬を使用制限の方向で進めていかないのか。

それはには、こんなカラクリがあります・・・

 

①農薬を使えば使うほど、害虫にどんどん農薬に対する耐性ができてしまう。

農薬に勝つスーパー害虫になるんですね。

②使用していた農薬の効果がなくなってしまう。

「あれ、害虫にきかない・・・。」

③当初農薬の濃度より、濃くしたり、どんどん新しい農薬に変えたり、強い作用のものに変えたりという対策が必要になってくる。

「よし、めっちゃ濃い農薬まくぞ~!やっぱり、もっと強力な新しい農薬つかおうかなぁ~。」

③農薬をたくさん使わなくてはならないから、それだけ「農薬残留規制」の基準も自動的に上がっていく。

「【規制】をゆるくしてね~。だってどんどん農薬使ってるんだから!」

こんなイメージです。

まさに負のスパイラル。

だから、ほっといたら、どんどん、国は、農薬の使用規制をゆる~くしていってしまうんです。

だって、国民がな~んも知らないで、な~んも調べようともしないで、な~んも考えないで、な~んも訴えないんだから・・・

国や、企業や、農薬会社、そういった人たちの都合のいいようになるに決まっているんです。

そうして、世界ではありえない農薬まみれの作物を、口にしているんです。

日本が食品の安全性について、後進国であることは、日本人自身が知りません。

「大丈夫なのか日本人!」

さらに、

ネオニコチノイド系農薬の他にも、危険性が認められてきて、規制が進んできている農薬が、日本ではたくさん使われています。

 

輸入作物の収穫前除草剤【グリホサート】

この【グリホサート】、体に入ると、腸内細菌が損なわれ、腸が損傷して、様々な病気がおこります。WHOも発がん性物質に指定。子どもの尿からも検出という深刻な事態・・・。

「ヨーグルト食べて、サプリ飲んで、発酵食品食べて・・・腸は元気!なんていってる場合ではありません。」

・日本・・・規制をどんどん緩くしています。

・フランス・・・段階的に使用規制をしていき、2022年に禁止を決定。

 

輸入作物の防カビ剤【ポストハーベスト農薬】

収穫後に散布され、保存性を高めるために使用するので、食品添加物とみなされています。

ただ、表示義務はありません。

発がん性や胎児に奇形が起こる危険性があります。

日本でとれた農作物には使用禁止されています。危険だからですね。

しかし、輸入作物の輸送中などに、カビなどが繁殖しないように、収穫後に使う農薬です。日本に届くまでしっかり「残留」することに意味がある農薬なので、残留性がめちゃくちゃ高い。

栽培中に散布される農薬に比べ、非常に高い濃度のものを散布しているそうです。

なんと100倍以上!!!

【ポストハーベスト農薬】が使われる輸入作物の代表的な例です。

・柑橘系のフルーツ

・小麦

・バナナ(燻蒸剤として使用)

小麦なんて、日本は自給率が15%なので、市場に出回っている【小麦が使われた商品】は、ほぼ輸入小麦です。

ということは、市場に出回っている【小麦が使われた商品】は、ほぼ【ポストハーベスト】まみれです!

 

こういった危険な農薬も日本は規制していないのです。

上のMENU画面からも、見たい県に直接いけます。↑

日本の農作物が海外に輸出できない?

先ほど説明したように、世界各国から遅れている日本。

だから・・・

日本の農作物を海外に輸出しようとしても、農薬基準でひっかかって、拒否されてしまいます。

現に、徳島産「みかん」も、基準値の違いによりEUから輸入を拒否。

他にも、台湾では、残留農薬が原因で輸入不合格の食品は、中国よりも日本からのものが多く、日本が一番多い。

こんなことが起きてしまっているんです。

 

それでも食べ続けますか?

農薬について知識を持てば、

農薬の危険性や農薬が与える人体への影響が見えてきます。

食生活は「健康」の源です。「人生の源」だということです。

何を食べるかは「自分自身」で選択できます。

だから、私は出来る限り安全なものを選びます。

そんなの大変、お金かかる、スーパーに売ってない、とあきらめなくても大丈夫です。

日本も捨てたもんじゃありません。

ちゃんと「安全性」に力をいれた会社はたくさんあります。

無添加や無農薬に特化した「宅配サービス」です。毎週、家に注文した商品を届けてくれる便利でなサービス。

スーパーのように好きな商品を選べます。しかもそれがいろいろな検査や基準をクリアした安全性のお墨付き商品。

しかも、スーパーで無添加の商品を買うよりも安いことが多いのです。

全国にそんな会社がたくさんあります。

無添加や無農薬に特化した「宅配サービス」の中で、比較的に安くて利用しやすい会社を都道府県別にリストアップしているので興味のある人は見てくださいね

上のMENU画面からも、見たい県に直接いけます。↑

食の安全を考えるとき、「農薬」以外にも心配なことはいろいろありますよね。

他にも記事挙げています。

食品添加物について知りたい方はこちら↓

 

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