遺伝子組み換えとは?危険?影響は?分かりやすく簡単に説明!
「遺伝子組み換え大国日本」「遺伝子組み換え世界一」
日本は・・・
世界で一番の遺伝子組み換え輸入国
生産ではなく輸入です。これは、
「日本人が、世界でもトップクラスに、遺伝子組み換え食品を食べている」ということなんです。
それなのに、
「遺伝子組み換えって何?」
「買うとき原材料見て、確認してるから大丈夫!」
と呑気な事をいってしまっているんです。
そこで、今回は【遺伝子組み換え】について、簡単にわかりやすく解説します!
遺伝子組み換えとは
遺伝子組み換えとは、
たとえば、アリの遺伝子を羊にとか、ナメクジの遺伝子をトマトにとか、バクテリアの遺伝子を小麦になど、自然界で起こらない遺伝子操作を強制的に行うことです。
遺伝子組み換え大豆の誕生
遺伝子組み換え作物で世界の90%のシェアを持つモンサント社 。モンサント社はベトナム戦争で使用された枯葉剤を製造した会社です。
戦争後は牛成長ホルモン剤、除草剤の「ラウンドアップ※」、遺伝子組み換え(GM)作物などで事業を拡大しました。 ※ラウンドアップは枯葉剤と同じように無差別に全ての植物を根こそぎ枯らしてしまう農薬です。
このモンサント社が、
この除草剤(ラウンドアップ)の生産工場の排水溝ですんごい微生物を発見!
それは・・・
「除草剤」をまかれても死なない「微生物」!
そして、モンサント社は、
この「微生物」の遺伝子を組み込んだ大豆(遺伝子組み換え大豆)を生産しました。
遺伝子組み換えはなぜ利用される?
なぜ、農業で遺伝子組み換え技術を利用するのか。
農薬を効率よく、散布できるからです。
それは、遺伝子組み換え作物と農薬が切っても切れない関係があるからなのです。
だから、遺伝子組み換え作物が作られ、除草剤とセットで販売されるそうです。
そのからくりを説明します。
なぜ遺伝子組み換えを作物を作り出すの?
除草剤(農薬)を散布されても死なない「微生物」の遺伝子が組み込まれている大豆。
これが「遺伝子組み換え大豆」。
この「遺伝子組み換え大豆」は除草剤(農薬)をまいても枯れません。
このようなカラクリです。
農業をするのに、雑草は、邪魔。
雑草が、育てたい作物の土の栄養をとってしまうからです。さらに、雑草の背が高くなると作物へ日光が当たらなくなります。
そこで!
除草剤をまいたら、雑草は枯れてくれる。でも、「遺伝子組み換え作物」は枯れないという現象を生み出せる。だから、大規模に、除草剤などの農薬をまく。
そうすると、効率的に農業ができる。
というわけです。
しか~し!近年こんな現象が…
①除草剤(農薬)をかけてもなかなか枯れない雑草(スーパー雑草)が出現して、年々急速に広まっている。
②スーパー雑草を枯らすために、1つの除草剤では対応できなくなる。
③1つの除草剤では対応できなくなったので、複数の除草剤を混ぜて「強力な除草剤」をつくる。
④複数の除草剤を混ぜた「強力な除草剤」に、耐性を持たせた「遺伝子組み換えが作物」が開発される。
⑤複数の除草剤を混ぜた「強力な除草剤」まき、スーパー雑草を枯らす。
こんな、いたちごっこが行われ、負のスパイラルに陥り、農薬の使用量は結局増えているんです。この遺伝子組み換えのせいで、世界的に農業の危機に陥っています。
日本にあふれる遺伝子組み換え食品
先ほど、冒頭でも言いましたが、日本は
世界で一番の遺伝子組み換え輸入国
であることは事実です。
輸入しているということは、食べている(口に入っている)ということなんです。
流通規制の厳しいヨーロッパでは遺伝子組換え食品はほとんど出回っていません。
「大丈夫。遺伝子組み換えではないって書かれた商品を選んでる!っていうあなた!大丈夫じゃなーい!!!!」
日本の法律では、
・ 主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内)にしか表示義務がない。
・含まれる量が5%未満であれば「非遺伝子組み換え」と表示できる。
・組み換えDNA、およびそれによって生成したたんぱく質が残らないものにも表示義務がない。(油や醤油などはGM作物の使用は表示されない)
このように、逃げ道があるのです。この逃げ道が、企業の安価に商品づくりをする逃げ道になり、
【隠れ遺伝子組み換え】が日本には蔓延しているんです!
例えば・・・
・肉、卵、牛乳、乳製品など遺伝子組み換えのエサを食べて育った家畜品
・サラダ油、植物油、マーガリン、ショートニング、マヨネーズなどの油類
・醤油
・コーンシロップ、果糖、ブドウ糖などの糖類
・その他に、コーンフレークや醸造酢、醸造用アルコールなど
・食品添加物の原料
こういったものが【隠れ遺伝子組み換え】なんです。
安全性は?危険なの?影響は?
安全という根拠は全くありません。データが少なすぎるのです。
しかも、安全性を証明しているデータは、遺伝子組み換え企業自身が行った実験データです。その実験はわずか90日だけ。データの詳細も一般には公開されていません。
「あれ?自作自演ですか?」
こんな風に思ってしまいます。
逆に、遺伝子組み換え作物の危険を指摘する研究は多数発表されています。こういう研究はなかなか公に大々的に発表されないですよね。
「あれ?危険性を指摘されると困るんですか?」
こんな風に、さらに疑ってしまいます。
しかも、現在、遺伝子組み換えシェア90%セントのモンサント社の社員食堂では、(社員の健康を守るため?)遺伝子組み換え食品を使っていないと言われています。
「自分たちで作っておいて自分たちが食べないってどういうこと?」
指摘されている危険性はこちら
・肝臓や腎臓をはじめとした内臓障害
・発がん性
・白血病の危険性
・不妊や寿命の短縮
などの危険性が報告されています。
さらに、遺伝子組み換え作物と農薬は切り離せないセットです。
除草剤に耐性を持った大豆などの遺伝子組み換え作物が作られ、除草剤とセットで販売されるそうです。
遺伝子組み換えが含まれる食品を食べるということは、農薬たっぷりの食品を食べるということ。
「遺伝子組み換え」のせいで、強力な農薬がどんどん必要になっています。
いたちごっこが行われ、負のスパイラルに陥り、農薬の使用量は結局増えているんです。
遺伝子組み換えのせいで、世界的に農業の危機に陥っているのです。
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遺伝子組み換えを摂らない方法
商品選びが大切なのですが、【隠れ遺伝子組み換え】を見つけるのは大変ですよね。
普通のスーパーでは、「完全に遺伝子組み換えではない商品」というような、そんな親切な表示はしてくれません。
スーパーに置いてある商品の大多数が陳列棚から消えてしまうからです。
でも、日本も捨てたもんじゃありませんね。
無添加や無農薬、非遺伝子組み換えなど「安全性に力を入れた」宅配サービスは日本全国あります。
私が利用している宅配サービスは、
全ての商品に「完全に非遺伝子組み換え」「エサまで非遺伝子組み換え」「主原料は非遺伝子組み換え」などしっかりと表示してくれています。
しかも、基本は「完全に非遺伝子組み換え」「エサまで非遺伝子組み換え」しか扱わないという徹底ぶり!
安心して買い物ができます。
【遺伝子組み換え】【隠れ遺伝子組み換え】が気になる人にはとてもおすすめです。
他にも食の安全について書いています。
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